9月に入っても蒸し暑い日が続きますが、みなさん体調は大丈夫でしょうか。
今回は9月12日、八女東部の天然芝グラウンドでの練習試合について。テスト明けで練習があまりできていない中、25分×5本を連続で行いました。
今回も試合の内容報告だけでなく、クラブや僕の指導の考え方も踏まえて。
前回の続き:「勝負どころ」を意識して臨んだ
大分遠征の記事で、「うちの次の課題は勝負どころ」と書きました。ビルドアップやチャンスメイクは積み上がってきた。では、その先。今回のトレーニングマッチは、まさにそこを意識して臨みました。
で、見えたことをそのまま書きます。不用意なミスからの失点。流れを持っていかれる時間帯。せっかく作ったチャンスを決めきれず、そこからリズムを崩す——。サッカーの質そのものは悪くないんです。攻撃のバリエーションもいろいろ出てきている。ただ、勝負を分ける場面のふるまいに、課題がはっきり出ました。
苦しい場面で出るのは、日頃の基準だけ
この課題の根っこは、技術ではありません。苦しい状況になったときに、あと一歩のところを少し適当にやってしまう。楽をしたくなって、パスの精度をわずかに下げてしまう。そういう小さな「一歩」の話です。
先に言っておくと、苦しいときに楽をしたくなるのは、人間として自然なことです。責める話ではありません。ただ、試合の苦しい場面で出せるものは、日頃の練習で積んできた基準だけなんですね。試合当日に、いきなり基準は上がらない。勝負強さとは才能や性格ではなく、日常の基準の高さのことだと僕は考えています。
試合結果
◾️9/12 練習試合(@八女東部・天然芝・25分×5本連続)
U-14
①vs ヴァレロッソ 0-2
②vs ヴァレロッソ 1-4(得点:リョウジ)
③vs 八女 0-3
④vs 八女 0-0
⑤vs リブレ 4-0(得点:ハル、リョウジ×3)
5本連続に蒸し暑さも重なって、全体的に動きは重かったですね。テスト明けというコンディションもあります。ただ、それを差し引いても、上に書いた「勝負どころのふるまい」は数字にそのまま出ました。対戦してくださったヴァレロッソさん、八女さん、リブレさん、ありがとうございました。
「勝負にこだわれ」と言っても、勝負強くはならない
では、この課題をどうするか。外から「もっとこだわれ」と要求し続ければ、要求に応えようとする姿勢は育つかもしれません。でも、それは僕らのやり方ではないですし、それで身につくのはコーチの顔色を見る技術です。
僕がやるのは、課題を提示することです。「うちの課題は勝負どころだ」と、こうして言葉にして選手に渡す。そこから先は、一人ひとりが自覚できるかどうか。自覚した選手は、じゃあどんな準備をするのか、日々のトレーニングで自分は何をやるべきなのか——そこまで自分の行動に昇華させていきます。昇華というのは、課題を「知っている」から「毎日やっている」に引き上げる、ということです。
正直、まだ意識の低い部分はあります。だからこそ、ここからの数ヶ月のテーマはこれです。
基準は、試合当日には上がりません。上げるのは、明日の練習からです。

